皆様こんにちは、ジャン提督です。
今日は、少し海賊のお話をしてみましょう。
フランソワ・ロロネー (フランソワ・ロロノア) 17世紀ごろ最も恐れられた海賊の一人で、ロロネーに会うぐらいなら死んだ方がマシとまで言われた残虐な大海賊でした。貧民の家に生まれた彼は、奉公に出されましたが脱走し、海賊団に加わりました。カトラスを巧みに操り、彼は海賊のボスにまでなりました。漫画 ワンピースのロロノア・ゾロの名前の元ネタはこれかもしれません。
しかし実際のロロネーは、とてつもなく攻撃的で残忍な性格の人だったようです。海賊団を率いてキューバのハバナの町を占領するという事までやってのけました。彼は相当に規模の大きな海賊団を率いていたようです。そして彼の海賊団を討伐に来た海軍の船を逆に拿捕し、乗っていた乗組員を一人を除いて皆殺しにしました。
さらに彼の海賊団はマラカイボの町へと侵攻、途中銀貨を満載したスペインの輸送船を拿捕して略奪し、マラカイボ近郊へ上陸しました。港の砦を避けて内陸から町を襲い、たやすく町を陥れ、そのまま内陸から砦までをも攻略し、徹底的に略奪の限りを尽くしました。捕虜は一切とらず、捕らえた敵は皆殺しにし、虐殺・拷問・強姦・暴行と悪行の限りを尽くしました。
彼は多くのカリブ海賊と同様に、伝説の海賊の街、トルトゥーガを根城にしていました。そこはイギリス人とフランス人を中心とした海賊が巣食う島でした。それにオランダ人達も加わり、一時は相当に繁栄したようです。
スペイン海軍も黙って見ていた訳では無く、このカリブの金銀交易の重要な航路の近くにある海賊達の根城を殲滅すべく、幾度も艦隊を送って何度か占領しましたが、結局海賊たちの逆襲によってトルトゥーガを奪い返されていました。この時代のカリブ海賊というのは、世界最強のスペイン海軍をその経済の要衝において打ち破る事が可能な程に強力なものだったようです。その背後には、スペインと敵対する国の援助やそれそのものの勢力もあったようです。1650人もの娼婦を輸入するほどまでに繁栄しました。
ロロネーはその後、大西洋を横断して欧州へ戻り、カリブ海のトルトゥーガから率いてきた海賊団をもって何と、地中海の出口 【ジブラルタル】 の町を襲撃。500人ものジブラルタル守備隊を壊滅させ、ジブラルタルの町を徹底的に略奪してまわりました。
こうして欧州にもその名を轟かせ、恐れられたロロネーですがカリブへ戻った後、沿岸で仲間とはぐれている時に原住民と揉め事を起こし、殺されたといわれています。
私の中では海賊というと、1隻だけかあるいは少数の船で輸送船を襲うだけのイメージが強かったのですが、このロロノアという海賊を知って認識が変わりました。当時の海賊というのは、軍隊に匹敵するものだったようです。
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